1902年創設の旧制官立神戸高等商業学校の輝かしい伝統を引き継いだ神戸大学経営学研究科は、日本の経営学の重要拠点としての地位を確固たるものとし、累計で600名以上にのぼる(2019年3月現在)博士号取得者を輩出してきました。これまでの実績を踏まえて、2013年度から、新規のM.A./Ph.D コース、SESAMI (Strategic Entrepreneurship and Sustainability Alliance Management Initiatives: 戦略的共創経営)Programをスタートさせました。このプログラムを基礎とし、神戸大学では、2015年度より、グローバル・ビジネスリーダーを育成するために、グローバルマスタープログラム(GMAPs)を経営・経済・法の3研究科合同で創設しました。
経営学研究科のSESAMI Programは、博士課程前期2年のM.A.コースと博士課程後期3年も含めたM.A./Ph.Dコースからなり、すべての授業、実地調査、そして修士論文・博士論文指導に至るまで英語のみで実施しています。本プログラムのミッションは戦略的共創経営の専門家として、学術機関や国際展開を図る企業で活躍する人材を育成することです。日本や海外で活躍する経営のリーダーを育成するとともに、研究者や教育者を輩出することを目指しています。今後、経営学研究科では、さらにSESAMI Programが経営学の発展に寄与し、実社会に役立つよう取り組んでまいります。
神戸大学大学院経営学研究科
研究科長・学部長 國部 克彦